Rudinの球体

記述
Rudinは1958年の論文で、3次元の四面体の境界にいくつか 頂点を導入し、それをそのままの位置で頂点として使うような 三角形分割でshellableでないものが作れるという、非常に興味深い 例を示した。しかも頂点数は全部で14点、ファセットの数は41個という 小さい例であった。さらに、各頂点を微妙にずらすことによって、すべての 頂点をある凸多面体の頂点になるようにすることが出来、つまり、 「3次元空間中に凸な実現をもつnon-shellableな三角形分割」を 作って見せたのである。
組合せ分割に関して
Chillingworth(1967)によって、この例はsimplicially collapsible であることが分かっている。また、constructibleであることも 知られている。
データ
rudin.dat
vertex decomposable?no
extendably shellable?no
shellable?no
constructible?yes
Cohen-Macaulay?yes
partitionable?yes
topology3-ball
f-vector(1,14,66,94,41)
h-vector(1,10,30,0,0)
made byRudin
参考文献
M.E.Rudin, An unshellable triangulation of a tetrahedron, Bulltin Amer. Math. Soc. 64 (1958), 90-91.

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